無口男子と真面目女子の秘密!?

「あの…。
話しについてきてないのですが…」

3人は同じタイミングでため息を吐き、銀さんは携帯を取り出した。

皆さん、翔さんと仲が良いのかな…?

「とりあえず、顔を洗ってきな。
腫れてるよ」

「えっ」

瞼を触ると少しだけ腫れていて、トイレに直行した。

「…うわ、酷い顔」

鏡を見るなり、吐き気がした。

余計にブッサイク。

何度かバシャバシャと顔を洗っていたら、少しだけ腫れがひいた。

「おお、戻ってきたか」

そう言ったのは、光輝さん。

「…銀さんは?」

「仕事に戻った。
店長がうるせーのっ」

ガハハと笑うその仕草は、とても…その…。

親父くさかった。

私よりも年下だなんて誰がわかるだろうか。
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