無口男子と真面目女子の秘密!?
「妬けちゃう…ねぇっ!」
バシンッ
と音がして、周りからクスクスと笑い声が聞こえる。
叩かれた頬がじんじんと痛い。
真千ちゃん、私を探してくれてるの?
お節介だよ…っ!
嬉しすぎる…お節介…。
ありがとう。
私も、頑張るね。
目の前にいる女の子を、思いっきり睨み付ける。
「何?その目…」
「…あっ!」
女の子は眉間にシワを寄せて、私の髪を引っ張った。
三つ編みをしていたウィッグが外れ、私の銀髪が波をうった。
皆は驚き、手が止まる。