無口男子と真面目女子の秘密!?
胡桃の長い睫毛が動き、大きな目が…開いた。
「…翔…さん?」
鈴の様な小さな声が響き、思わず息を飲んだ。
「…胡桃…おはよう」
「おはよう」
医者を、呼んでこなければいけない。
銀と瑠優と…左部さんにも連絡を入れて。
でも、少し位話してからでもいいよな。
いや、甘えては駄目だ。
体調が万全ではない。
悪化するかも。
まずは…医者だ。
「…ちょっと待っててね。
医者、よんでくるから」