無口男子と真面目女子の秘密!?

顔を確認したい。

と思い、視線を少し上に持っていく。

「らっ蘭輝さんっ!?」

先程の銀さんの言葉と、行動で何となくわかってはいた。

が、認めないっ!

蘭輝さんがあんな"ないすばでぃ"な体型だったなんて。

薄々…どころか堂々とわかっていたけれども、認めたくない。

「おぉ、胡桃ちゃんか」

ガハハと盛大に笑う仕草は、相変わらず親父臭く、そして、光輝くんとそっくりだ。

「銀も相変わらず思春期なんだか反抗期なんだか…まぁ、どっちにせよその…なんちゃら期から抜けないな」

銀さんも年頃だから仕方がないだろう。

そもそも、そんな格好をしている蘭輝さんが悪いんじゃないでしょうか?

何て言えたら苦労しないだろう。

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