無口男子と真面目女子の秘密!?

「仕方ないですね…。

一緒にお買い物とかいきましょうか。
しばらく住むのでしょう?」

半ば呆れながらそう言えば、

「よろしくお願いしますっ!」

と、嬉しそうに言うのだから堪らない。

可愛い仔犬のようで放っておけなくなってしまう。

「どこのブランドが好きなのですか?」

私が聞くと、うーん…とうなりながら手を顎に当てた。

まるで考える人のように。

「あっ!ネットショッピング」

何やら閃いたと思ったら、銀さんのパソコンを開き、洋服のカタログがたくさん入っている某通信販売のページを開いた。

「アタシの名前を出したらすぐに届くわ」

得意気にどんどん購入していく。

お金がないのは、お金の使い方が荒いからかもしれない。

きっとコレ関係の仕事で上部の人なのだろう。
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