子猫玩具屋

そこにはとっても綺麗な顔立ちをした、男性がいた

大きな瞳、長いまつげ、細い体、背の高い身長、指の長い手

ただ…その人の瞳は  "蒼色"  だった

その瞳に見つめられたら吸い込まれそうな、澄んだ色だった


下に来ていた、真っ黒なスーツもよく似合っている…

でも、こんな人が私に何の用だろう?

首を傾げて合図を送ってみた

すると…


       「 俺がお前を買ってやる  」



     と、ただ、低くて美しい声が、やけに耳に響いた
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