あかね空〜私と先輩〜(短編)
気がつくと私はまた,あかね色の空にシャッターを切っていました。


教室はあかね色に染まっています。


‘パシャッ’


夕日が沈む瞬間……。。


綺麗すぎて思わずため息が出てしまいます。


今日は一段と輝き,いつもより美しいきがします。




「またやってる…。」



っ,部長…?!


「部長…??」


「やっぱりすきなんだねー,あかね空が…。」


「はいっっ,大好きですっっ!!」


私は迷うことなく答えました。


部長は少し驚いたようでしたが,すぐににっこりと微笑みました。


「ってゆうか,もう『部長』じゃないんだけど…(笑)」


そういいながら部長は,写真を撮っている私のすぐ後ろの席に座りました。


「私にとっては架月先輩だけが『部長』なんで…★」


「そ。まぁ,嬉しいけど☆」


先輩はわらってそう答えます。


「そういえばさぁ,梓ちゃんってなんであかね空撮ることがすきなの?」


??なんでだろ…??


「自分でも分からないんです。どうしてなのか…。。」


すると部長はいたずらっ子っぽく笑って言いました。


「梓ちゃん,恋,してるでしょ?」
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