あかね空〜私と先輩〜(短編)
「部長っっ、私、好きな人にまだ自分のキモチを伝えてないんです。
どうしたらいいと思いますか??」


私は思い切って質問してみました。


「それはキモチ、伝えたほうがいいと思うよ。」


部長は優しく、ゆっくりと話しかけてくれました。



「俺は梓ちゃんの好きな人なんて見当もつかないんだけど、その人に思い切ってキモチ、伝えてみたら。
いつも元気で明るい梓ちゃんがそんなに悩む人なんだから、よっぽどいい人なんだろうし、そのキモチは大きいんでしょ?」


「…っはいっ……。」


「だったら大丈夫☆梓ちゃんもっと自分に自信持ちなよ!
梓ちゃんならきっとその想い伝えられるよ。
相手の人がどんな返事してきても、しっかり前を向いて歩いていってよ!!
俺は元気で明るい梓ちゃんが大好きなんだから、な!?
梓ちゃんのそうゆうところみたら、その人も梓ちゃんのこと意識すると思う。」

「…でもっっ……。」


「大丈夫だって!梓ちゃんは今、ここで生きて恋をしてるんだから。
傷ついても泣いても、悩んでもそれは次の恋に繋がるから。
自信持って!!」





…力強い言葉。


…うれしかった。


…勇気がでた。




…ありがとう、部長。
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