“俺の女”




「あかり
飲み物ねぇな‥」



「あ…」





忘れてた‥!



女の子ぶったり
するからだよ〜‥





ヒロさんも
疑問に思うわけだ





「これでいんなら
飲めよ」




そう言って差し出された
コーラをあたしは
ただただ見てた





これって‥





「早く持てよ‥疲れる」




「あ、ありがと‥」




これって‥








間接キス―‥?





まぁまぁまぁ〜





あたしたちは
付き合ってるんだから
これくらい平気だよ‥





間接キスぐらいで
戸惑ってて
どーすんのよ!!!





「ふっ‥ 飲めば?」



「…!」



笑った‥




もしや
また感付かれた?




「あ、あたし今
喉渇いてないから
いいや!」




素早くコーラを
ドリンクホルダーに置いた



これも変‥?





「面白ぇな〜
ほんと お前は!」




「何がよ‥!!」




ヒロさんが
笑うからじゃん―




調子狂うよ…全く。






「もうすぐだから」




「もう着くの?」



「ん」





この辺なら
あたしもまだ知ってる





なんかあったけな〜




この辺といえば…






‥なんだろ〜‥






車はスピードを落とし
ゆっくりと
何かの駐車場に入った





「ここ?」




周りからは
何の店か分からない




「うん。ここ〜」




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