“俺の女”
「お年は?」
お母さんがコーヒーを
飲みながら聞く
「22歳です。
あかりさんとは
少し離れていますが‥」
「そう。お父さんとあたしも
ちょうど同じぐらい
離れているのよ?」
「そーなの?!」「そーなんですか」
あたしはびっくりして
思わず声を上げた
ヒロさんと言葉がかぶり
それを見て両親が笑う
「あ‥ごめんなさい‥
全然知らなかったから‥」
「ふふ‥
そうね、あかりも
知らなかったわね。
‥確か、6歳お父さんが
年上よ。」
「そーなんだ‥
初めて知ったよ〜!!」
みんなの顔が緩み
空気もなんとなく
柔らかくなってきたような気がする
お父さんとお母さんも
思ってたのとは違って
すごく笑ってるし
なんだかヒロさんのこと
気に入ってくれてるみたい
ちょっと安心‥♪
「ヒロくんは
なぜ、あかりと‥?」
お父さんが急に
照れくさいことを言い出した
確かにあたしも
聞きたいけどね…
ヒロさんは
顔を少し赤らめながら
喋りだした