“俺の女”
お茶を飲みながら
笑う美紀さんは
さっきからため息ばかり
心配してたし
礼の立場に納得いって
ないんだと思う
というより
無理に納得しなくちゃいけない
第三者としての辛さがある
第三者だから。
あたしと美紀さんは
礼の立場にはなれない
だから礼の気持ちなんて
分かるはずない
だけど
その苦しみとかを
支えてあげたいから
気持ちが辛くなるんだ
深く入ることが
できないから…‥
「お兄ちゃんは大丈夫だよ。
あかりちゃんを
離したりしないから♪」
「美紀さん…」
「鈍感だしさ、無口で
感情を表に出さないけど
見てて分かるもん。
あかりちゃんのこと
一番大切にしてるって♪」
「へへ…///」
バカ正直に
照れてみたり‥
「照れてる〜♪♪♪
かっわいい〜☆」
「やめてくださいよ‥///
美紀さんが言うから…!!」
「きゃはっ♪♪」
美紀さんの方が
100倍かわいいですけど。
それから少しして
美紀さんは帰っていった
お母さんをなんとか
避けてね‥
夕飯とお風呂を済ませ
部屋に戻る
‥と、やはり
浮かぶのは礼。
メールでも
してみよっかな〜