“俺の女”




ヒロさんって
明るめな友達が
多いんだね



「なんとなく
覚えてましたよ。」


「なんとなくか〜!!笑
まぁヒロしか
見てなかったって
ことで理解します♪」


「黙れ。」


「はは。ごめんごめん♪」



健二郎くんという名前で
性格は面白い。


こうして話してると
なんだかスッキリする



「移動するぞ。
ここじゃあ落ち着かん。」


ヒロさんが
何かを思いだしたように
言った


ここはまだ
裏口の近く‥


なんとなく
落ち着かないっちゃー
落ち着かない。



「ちょっと待って。
真奈来るから!!
もうここって
言っちゃったし
すぐ来ると思うけど。」



「まじか‥。
早くしろよ。
あかりをここに
長時間置くのは
俺の気が済まん。」



「ヒロって相当
心配性だな‥
さっきのヤツ今は
バイトだろ?
焦るなよ。
まぁすぐ来るから♪」


「焦ってねぇ!!」



心配性?

ヒロさんが?



似合わない‥。


嬉しいけどね



ヒロさんと健二郎くんは
何かとジャレてる

その光景をしばし見ながら
真奈を待った



「健く〜ん!!!」


来たぁ〜。


真奈は走って寄ってくる


そして



「あかりさん!!!」



後ろから
あたしを呼ぶ声が響く





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