“俺の女”
東京
3ヶ月後。
学校では相変わらず
勉強三昧…
テストの結果は
良かったものの
ハードの授業が続いた
礼は当たり前のように
慣れた雰囲気だが
あたしは
慣れない授業に
失神寸前だ
「はぁ〜‥
帰りたいィ〜!!」
「まーた言ってる。
あと半日じゃん」
「もう勉強は嫌!!
礼は余裕だね‥
あたし付いていけないよ」
「仕方ないじゃん
天才とバカに別れて
授業してるんだから。
あかりがテストを
頑張っちゃったから‥」
「あぁ… バカのままで
よかったんだ‥」
「ん‥?あかりは今も
バカじゃん」
「‥ですね」
昼休み
あたしは礼に
散々愚痴をもらす
テストを無理に
頑張ったせいで
天才教室に入ってしまった
こんなことなら
今まで通りのノホホン授業が
よかったよ
あ―‥
あと何ヵ月も
この苦痛を味わうのは
嫌だなぁ
「明日バイト?」
「明日?‥は休みだよ。
なんで〜?」
「じゃあさ
明日うち来ない?
ちょっと見せたいもの
あるんだ♪」
「??? いいけど…
見せたいものって何?」
「まあまあ♪
お楽しみということで」
―――????――――
礼はニヤけて
あたしを見つめる
見せたいもの?
なんだろ…