“俺の女”
「着いた」
車が停車した
「降りてみ?」
ヒロさんはそう言って
車を降りた
あたしは外を見て
ビックリした
真っ暗じゃんッ!!
前も横も
一面真っ暗…
どこ…‥ここ。
あたしは不思議に
思いながらも
車を降りた
「こっち側来て」
ヒロさんが呼ぶ方に
行ってみる
うわぁ…‥‐‐‐
「すご‥綺麗〜!!」
一面に広がる光に
あたしは
感動した
「すげぇな‥」
ヒロさんも
感動してるみたい
ここは
スカイラインといって
夜景を見る場所に
最適な所らしい
次から次へと
車が通るのを見て
人気スポットだと
分かった
「久しぶりに来たけど
やっぱ多いな
土曜だからか?」
「いつぶりですか?」
「ん〜‥
あかりぐらいの時に
来てから
それ以来だな‥」
「ヒロさんって
何歳なんですか?」
そういえば
知らなかったな
予想では20前半‥
「22」
ビンゴッ♪
「へぇ〜5コ上ですね!」
「だなぁ」
あたしたちは
夜景を見ながら
色んな話をした