“俺の女”
"また"なんて
あたしたちには
ないんだよ‥―
ヒロさんは
あたしの所へは来ない
そう確信してるから
もう本当のお別れなんだよ
今は泣ける
いっぱい泣いて
いっぱい泣いて
「ヒロさん‥バイバイ‥―」
たくさんの思い出があり
その全てに
ヒロさんの温もりが残っている
ちゃんと笑えたかな‥
ちゃんと伝えてたかな‥
今更だけど
ヒロさんと過ごした日々を
繰り返し思い出しては
ちょいちょい"あの時は‥"
ってなっちゃうんだ
おかしいよね
その時は浮かばないことでも
今になったら次々
浮かんでくるの
幸せとは
目に見えないものであり
体で感じれないものである
それであって
ものすごく慎重で
壊れやすいものである
そんな大切な空気を
ヒロさんはこう言った
"俺の幸せはあかりの中でしかない"
最後の最後の最後に
ヒロさんの幸せを
身で感じ涙で流しきる
ヒロさんの幸せは
あたしの中から消えていった
ヒロさん
ありがとう
さようなら‥
ヒロさん