“俺の女”
ブォーン… バリバリリ!!
ボァーーーン ボッボッボッ…‥
!!!
一代のバイクが爆音ならしながら駅のロータリーに入ってきた
「ムチャクチャだねーうるさい」
礼はそのバイクを見ながら
渋々言った
「三人乗ってるし!」
あたしも渋々言ってはみるが
さっきの爆音は
かなりびっくりした
その三人がこっちを見てきた
「ぅわッ!!」
わたしは思わず大きく顔を
そらした
「ねぇれ‥ィ!?」
礼を見るとにっこりと
笑って手を振ってる
「へ!?」
わたしは振り返り
あの三人を見ると
笑ってこっちに向かって
きていた
「こっち来てるし♪」
「れ、礼が誘ったんじゃん!!」
「手振ってきたから
振り返しただけだよーン♪」
「もー‥どーすんのよぉ
ホントにきてるじゃぁんッ」
「大丈夫大丈夫」
何が大丈夫なんだか…
「やっほー♪♪♪」
ん??
女!?
あの三人を見ると
まだこっちに来てない
「真奈ー!!!」
礼が叫ぶ
「真奈じゃん!今帰り?」
「うん、そー♪
あかりと礼が見えたからさ!」
真奈は同じ高校のツレ
学校ではよく喋るけど
こうやって外で会うのは
あんまりない
なんて話してたら…‥
「こーんにちわッッッ!!」
来たっ!