“俺の女”
「じゃぁあたしは
ここで♪」
「一緒に
行かないんですか‥?」
「これから
あたしもデート
なんだよね♪
もうすぐ彼氏も
くるから〜」
彼氏いたんだ〜‥
当たり前か‥
こんなに
綺麗なんだもんね‐‥
「じゃあね♪♪
また学校で〜!」
「はい!!
さようなら♪」
あたしたちは
店の前で別れ
美紀さんはあたしと
逆の方に
歩いていった
あたしも
ヒロさんの元へと
先を急いだ
さっきのコンビニ
まで行くと
裏に回った
いた―‥
やっぱり
無造作においてあった
白のセダンは
まだ明るいせいか
ヒロさんが
寄っ掛かっているせいか
キラキラ
光ってみえた‥‐
「ヒロさん‥!」
その愛しい姿は
振り返り
あたしを見て笑った