【完】好きじゃないもん(続)
「何言ってるんだよ、バカ。俺らは正式に付き合ってるわけ。だから、終わりとかないって。」
直...。
その言葉をきいて少しほっとする。
「あの頃は確かにこの気持ちがよく分からなかったけど...。」
きっと付き合い始めたときを言ってるんだな。
「今は、未瑠のこと好きだ。あの時嘘で付き合ったりしなくて良かった。お前が言ってくれて...。」
顔が真っ赤になっているのがわかる。
「ま、あんときだけは見直したかな。馬鹿なお前にも。」
「あんときだけ~?何ソレ...。」
もう、それから長いこと一緒にいるのにそれだけかよ。