【完】好きじゃないもん(続)
「嘘だよ、バカ。すぐ言われたこと丸呑みにするな。」
「だって~。直が。」
意地悪するんだもん。
「あ、お前にいいこと教えてやるよ。」
「いいこと?どうせ直が言ういいことってろくなことないんじゃないの?」
私はいじけたようにそういった。
「本当にお前喜ぶぞ。実はな、安土とよっしーが今日来るって。」
「ふーん...。由宇と佳正くんがねぇ。」
由宇と佳正くん来るんだぁ...。
「って!?嘘ぉー!!」
クラスにこだました私の声。