【完】好きじゃないもん(続)


そして、しゃがみこんだ。



「直!?」


「しっ!ちょっとだまってろ。」




直が表情一つ変えずにそういう。






「未瑠...。18歳になったらもう一回言うけど。」




そういってポケットから黄色い箱を取り出した。


その上にはオレンジ色の花がかざってある。



直...?



「俺と、この先もずっと一緒にいてください。」



直は私にそのものを渡しながら顔をあげた。




嘘...。



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