【完】好きじゃないもん(続)
そんなこんなで放課後になった。
もう帰る時間だからといってイジメが終わるわけでもない。
下駄箱に行って帰ろうとする。
「「ドンッ」」
後ろからの衝撃で跳ね飛ばされる。
「ぼけっとしてないでよね。...っ。」
顔を上げると2.3人の女の子がいた。
私に言葉を吐いた後悲しそうに顔を歪めた。
なんでそんな顔するの?
私は目に涙を溜めながらも謝った。
「ご...めん。」
「っ...負けるんじゃないわよ。」
その子たちはよく分からない言葉を吐き捨てて逃げるように帰っていった。