キライの反対のスキ
〜ありえない!?〜
美雪Side
あたしはお風呂に入りながら今日の出来事を思い返した。
「俺をスキって言わせてやるよ」
村瀬くんのあの言葉が頭からなぜか離れない。
あたしは首を横にぶんぶん振り顔をお湯に付けた。
お風呂から上がり携帯を見るとメールが一件来ていた。
相手は優花。
メールの内容は明日休みだから一緒に出掛けようということだった。
あたしは少し考えいいよ、とメールを返信した。
ひさしぶりの優花とのお出掛け。
優花に彼氏ができてからは最近一緒には出掛けることも少なくなった。
そして次の日
あたしはいーっばいおしゃれをして優花と待ち合わせをしている駅で待っていた。
するとそこに村瀬くんが来ていた。
村瀬くんはあたしに気づくとこっちに向かって歩いてきた。
えっ… なんで村瀬くんが居るの、ここに?
確か、今日は優花と遊びに行くのでは…