キライの反対のスキ
「じゃあさ、お前に言わせてやるよ、俺がスキって」
「ぜっーたい言わないもん」
あたしはこの時心に誓った。
絶対に好きにならないって。
「ふーん、いい度胸してるじゃん。」
顔が笑ってる、なんか恐い
その後、地図を取ると会話もなく教室に戻っていった。
そして、授業が終わり放課後になると隣にいる村瀬くんはまた女子達に囲まれていた。
あれは、一体なんだったんだろうか。
夢なのか。
あたしは自分のほっぺをつまんでみた。