愛してるを君に。
「んだよ、その声!そんなびっくりしたか?」
そう言うと、飛鳥はククッと堪えるように笑った。
「今日なんのお弁当かなー?って考えてる時に話しかけるからだよ」
嘘だけどね
本当は君のこと考えてたんだけどね
「うわあー!相変わらずだな!食い物のことになると周りが見えなくなる性格!」
…はあっ!?
「なにそれ!それじゃ、まるであたしが食べ物のことしか頭にないみたいじゃん!」
「本当のことだろ?」
自信満々に言う飛鳥を見てあたしはプーッと頬を脹らました。
「ひっどーい!」
そう言ってそっぽを向いて拗ねたふりをする。