蝶華 ~love The Spangle~
「…どーも。蝶華さん♪」
居るのは、暗鬼と、龍炎。
総長の流星と暗鬼の総長が真ん中に居て、
それを囲むように幹部の奴らが立ってる。
「ども。暗鬼と龍炎。」
喋ってくれるのは、健二。
別にいいけど、取り敢えず。
「おや、知ってたんですね。流石です。」
ムカつく。
喋り方が、遅い。神経逆撫でするような感じ。
「何の用件?」
「いえ、ただ総長が女だと聞いたので。」
「そしたら、どうする気?」
うざ。
女だからってなめてんの?
お前みたいに根性無さそうな奴が、
よく人の上にたとうとか思えたよね。
暗鬼の総長は、ゆっくり首を傾げた。
かわいくね~。逆にきもいわ。
「いえ?ただ見に来ただけです。あと…―
腕っ節を確かめに、ね。」