君だけを、いつも
『緊張した…』
ほっと胸を撫で下ろした。
「ほんとに別れてよかったのかよ?」
俺は意地悪だな

『約9ヶ月殴られ続けた。
痛かったし苦しかった。でも流貴也に同情して離れられなかった。
親にも担任にも心配かけた。流貴也を恐れて友達もいなかった。
だから私は地元が嫌い。』

愛琉ちゃんはたんたんと
話してくる。



『弟との絡みもダメだった。
連れもいなくなった。
寂しかったよ、ずっと』




俺は愛琉ちゃんを
抱きしめた

そう



あの時も
こうしたかった。

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