双子じゃないあたし達【完】
「なんでー??」



「なんでじゃないでしょうが!!」



ガツンッ



「いってぇー…。今度は拳かよ…」



またまた俺は殴られた。



さっきまでは新聞紙丸めたのだったのに!



「女はそれだけで嬉しいの!!ほら支度して!!」



俺は実から無理やり布団から出される。



つか、さっきから腕に胸が当たりまくってるんですけど…



それに気付いていない実に何故かイライラして俺は腕を振り払った。



「自分でする…」



俺は冷たくあってしまった。



だって…
意識してるのが俺だけってなんか…



バカ見たいじゃん。




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