愛の形
時間がたち、気がつくと
空はすでに暗くなりかけていた
隣にはエリがいた
「何かあったの?」
ゆっくりと顔を上げた
「春田がね、角野さんと…話してた」
「…そんだけ?」
「え?!」
「そんだけで泣いてんの?」
「そんだけって…」
「話しただけで、春田が角野さんのこと好きとは限らないじゃん!」
エリは強くしっかりと言った
「そんな勝手に決めつけて、泣いてる暇があるならもう少し頑張りなよ!」
正直、エリの言い方にイラついたけどその通りだった
私は頑張ってみることにした