夢中度100%の恋心(短)
「爽太の遊びに構ってる暇なんてないわけ」と、次に彼女が何を発するかだいだいは、予想出来てしまう。
これも、長年一緒に過ごしてきたからだろうか。
「……とも。ワカリマセン」
「さっき説明したでしょ」
これは言いづらいけど、言わないと余計に怒りを買ってしまいそう。
「聞いてなかった……です」
「は?」
うわ。
見える、見えるぞ、俺には。
ともの頭に、怒りマークが見える。
だけど、その怒ってる表情も可愛いと思う俺は、変態なのか。