破壊
――あれから、1カ月がたった。
香菜と私は朔弥とあの男とつき合っていた。
「あっ朔弥からメール!」
と香菜が目をハートにさせてケータイを開いた。
「てか香菜聞いてー。あの男名前全然教えてくれないー!!つき合って1カ月たつんだよ?」
「…ま、何かあるんじゃない?じゃ、今日は朔弥来てるから、先帰るね?」
朔弥さんとはうまくいってるみたい。
「わかった。行ってらっしゃい~」
も、あの男の名前適当に決めようかな。
琉生とか?あ、琉生でいーや!