楠さんの恋人!
気になる…けど、聞いていいかな?
でもあれは先生と泉先生しか
知らない話だから
私が知ってるのはおかしいし…
でも知りたい!
だって気になるじゃん…
そんな感じで私が悶々としているのに
泉先生は気付き、
「クスッ。まだ…
何か質問したいことが
あるんじゃない?
遠慮しないで、
好きなだけ聞いてね?」
と言ってくれた。
でもなぁー…と思いながらも
遠慮がちに聞いてみた。
「あの…物凄く聞きずらいんですが…
化学室での先生との会話は…
何だったんですか…?」
「え?」
「あのっ良くない事とは
分かってたんです!
だけど気になって…すみません。
会話を聞いしまいました―…
でもっ所々だったので
詳しくは聞いてないです…!」
そう私が必死で謝ると泉先生は慌てだす。
「別にいいのよ?気にしなくて。
ただ…ちょっと恥ずかしいなって。
私、泣いてたし。」
「すっすみません…」
「だから気にしないで?
もう終わった事だし」
そう言う泉先生は笑顔で―…
やっぱり優しくて
いい人だなって思った。