楠さんの恋人!
「えぇ、2日間かけてようやくね。」
2日間―…
もしかして先生が用事で
学校に来なかったのて
泉先生のご両親を説得しに
行ってたからなんだ。
「そうなんですか…!
おめでとうございます!!」
「ふふっありがとうっ。」
そっか―…
結婚できることになったんだ…!
幸せそうに笑う泉先生。
その顔を見てるとこっちまで
嬉しくなってしまう。
それから暫く、
泉先生と話をした―…
「えっと、それじゃあもうそろそろ
家に帰りますね」
帰ってほのかに
報告しないといけないし。
「千尋ちゃん、今日はいろいろと
ごめんなさいね?」
「あぁ!気にしないで下さい。」
私はソファーから立ち上がり、
ドアの前に立つ。
そしてドアノブに手を掛けた瞬間
泉先生に呼び止められた。