大切な人へ.
病み
なにも見たくない
なにも聴きたくない
このままなにも感じずに
暗い闇の底に落ちていきたい
明るい光の中で君をみるくらいなら
君のその声を聞くくらいなら
何一つわからないような
ずっとずっと暗い底へ
誰にも気づかれないくらいの
とてつもない速さで
あの闇の中へいきたい
誰もわからないような
自分さえわからなくなるような
あの闇の世界へと
なにも言いたくない
なにもしたくない
このままなにもわからずに
君からもらった宝物だけを
小さな袋に詰め込んで
他のものは捨て去って
何一つわからないような
ずっとずっと暗い底へ
途中まで行くくらいなら
とてつもない暗さの
あの闇の中へいきたい
誰もわからないような
自分さえわからなくなるような
あの自分だけの世界へと