God knows…*



「ま、とりあえず、座ってくれ」


俺と薫は、ソファに腰掛ける。


「さっき、言っていたように、ここには何か特別な能力を持ったヤツしか入れない」


「つまり、それを生かして事件を解決しろって事か?」


「そう。冴えてるな昴」


「誰が聞いてもわかるだろ」


「まずは、簡単そうな事件からやってもらう。殺人などは任せない」


「なんでですか!? そうしないと俺ー…」


…?

薫の様子がおかしい。


「まぁ、焦るな。ちゃんと簡単な事件を解決したら給料もやるし、殺人も任せるようになるだろう」


「そういうことか…」


俺達は、試されてんのか。


「もしかしたら、お前達それぞれの事件の犯人も捕まえられるかもしれない」


「「…!?」」


俺の家族を殺した犯人をこの手で…?



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