God knows…*
「俺ー…」
「シッ…」
どうしたんだ?
と聞くよりも早く、薫に話すことをとめられる。
「昴さん、倒れたんだよ。俺がうまく言って中に入れてもらえたんだ。周りに人がたくさんいるから、男言葉禁止、しぐさも女らしくして」
「あ、あぁ…」
確かに、周りにはたくさんのモデルらしき女がいる。
「じゃ、俺は撮影してくるから!」
「は?」
撮影?
なんの?
「言い忘れてた…俺、スカウトされちゃって~…断ったんだけど、カメラマンさんが一回だけで良いからって、なんかごめんね!!」
「!!」
なんだコイツ!!
腹立つなッ!!
「さっさと行ってください!!」
「大丈夫! 早く帰ってくるから! My honey★」
「やかましい!!」
薫ってあんな奴だったのか!!
くっそ~…俺も身長が175センチあれば、モデル出来たのに!!