God knows…*
「お疲れさまでした~!!」
なぜか、笑顔で飲み物を配る俺。
こうすれば、なにも違和感なく樫谷と話せるからな!!
「おッ!!君、可愛いねッ! 新人かい!?」
「はい! 水木 花蓮です! よろしくお願いします!」
馬鹿なオヤジ…
俺は、男だっつーのッ!
樫谷はー…
ぁッ!!
居た! あそこだ!!
「樫谷さん!! 飲み物どうぞ!!」
「あら、ありがとう! …お名前は?」
うわ…
喋り方にも品がある。
「水木 花蓮です!」
「花蓮ちゃん! よろしく!」
そう言って、眩しい程の笑顔を向ける。