大切な人
点滴中は、廉がずっと手を握ってくれた。
先生「原因はストレスでしょう。苦しくなったら安定剤を飲んでください。あと、あまり運動はしないように。」
「わかりました」
廉「ありがとうございます」
お金は全額負担で廉が支払った。
「すみません。ありがとうございます。」
廉「気にするな。それより結菜が楽になってよかった」
…なんか先輩としてじゃないよね?もしかして…
廉「ストレスって言ってたけど心当たりある?」
家庭の事情を話した。
廉「そうか。愚痴でもいいから俺を頼って。」
「ありがとうございます。あと…あの…部活のみんなには内緒にしてください。」
廉「わかった。二人だけの秘密な。」