真夏の雪
高橋は22歳と言う若さでバツイチの子持ち…

そして…

玉の輿というあくどい輩だからだ。



俺より1こ上なだけなのに…



しかも子供は前の奥さんの子供だ。今年で4、5才だったよな…

たしか…。



高橋「で?全国制覇したのか?俺はもうやらんぞ…現実主義者だからな。


雪斗「ま、見てな。俺のサクセスストーリーを!


高橋「めんどくせーからいいよ。


おいっ!

…なんて夢の無い奴だ…。



高橋「入れよ。飯、食いに来たんだろ?

雪斗「お?わかってるじゃん。


高橋は俺を招き入れるように半身になり家に招き入れる。


遠慮無しにずかずか入ってやる。


横で伸彦かバァーン!バァーン!とかアホな奇声を放っていたが…

この際それは無視だ。

中はだだっ広く…
メイドさんとか言う人もいる。

天井にはいきなり高そうなシャンデリアがぶら下がっている。

どうしてこんな不便な田舎に家建てたのかわかんねぇ。


都会でも全然同じ家を建てれる財力はあるはずなのに…。


高橋「ここにはここの良さがあんだよ。

俺の不可解そうな顔を見て高橋はそう答えた。


雪斗「…あっそ。



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