真夏の雪
配っているうちに結構遠くまで来てしまった。
雪斗「まだ少し残ってるな。
そうしてすべてを配り終わる頃には夕方になっていた。
その上迷子にもなっていた。
雪斗「…どこだよ!ここっ!
俺はちょっぴり後悔した。
いつもみたく行き当たりばったりでやりゃあよかったって…
仕方なしにヒッチハイクでもしようかと思ったけど…。
車らしい車は農業用のトラクターくらいしかなかった。
雪斗「……。
歩くか。
くそう…帰る家があるってのも面倒くさいな…。
トボトボ歩く…。
歩けど歩けど田んぼ道…。
なんだよ、この開放感溢れる道はよ!
…文句いっても仕方ないよな。
俺には歩くしかないのだ。
とりあえず目の前に見えるあの白い建物をめざそう。
そうすりゃ何か変わるさ。
…きっと。
しばらく歩くと、だんだん建物の正体がわかってきた。
雪斗「…病院だ。
都会の病院と比べると小さく感じる。
それでも4階建てのマンションくらいの大きさはある。
前には駐車場もあるし。
…駐車場?
ちょうど病院を出ようとする車が見えた。
雪斗「ストープッ!
雪斗「まだ少し残ってるな。
そうしてすべてを配り終わる頃には夕方になっていた。
その上迷子にもなっていた。
雪斗「…どこだよ!ここっ!
俺はちょっぴり後悔した。
いつもみたく行き当たりばったりでやりゃあよかったって…
仕方なしにヒッチハイクでもしようかと思ったけど…。
車らしい車は農業用のトラクターくらいしかなかった。
雪斗「……。
歩くか。
くそう…帰る家があるってのも面倒くさいな…。
トボトボ歩く…。
歩けど歩けど田んぼ道…。
なんだよ、この開放感溢れる道はよ!
…文句いっても仕方ないよな。
俺には歩くしかないのだ。
とりあえず目の前に見えるあの白い建物をめざそう。
そうすりゃ何か変わるさ。
…きっと。
しばらく歩くと、だんだん建物の正体がわかってきた。
雪斗「…病院だ。
都会の病院と比べると小さく感じる。
それでも4階建てのマンションくらいの大きさはある。
前には駐車場もあるし。
…駐車場?
ちょうど病院を出ようとする車が見えた。
雪斗「ストープッ!