真夏の雪
そのすぐ後に扉のカランカランという音がした。


琴音「ただいまユキさん。


…琴音さんはひどく疲れている様に見えた。


その後ろには鈴がいる。


鈴「………。


いつもと雰囲気が違う。



…そうだ、メガネ掛けてないからだ。



雪斗「…鈴?


鈴「はい?





…きっと気のせいだろう。


琴音「ユキさんごめんね~今からご飯つくるからぁ~。



雪斗「琴音さん。昼飯勝手に作って食べたぜ。
悪いな。


琴音「いいよ~。




…なんか無理してしゃべってない?



鈴「あの…。


雪斗「ん?


鈴「お話したいですっ。





雪斗「お…おお。いいぜ。

鈴が何時になく真剣な表情をしていた。

鈴「私の部屋に行きませんか?

雪斗「………。




俺は無言でうなづいた。


やっぱなんか変だぞ。

階段を登り鈴の部屋まで来た。


鈴は扉を開くと俺を招き入れるように道をあけた。


鈴「どうぞ。


初めて鈴の部屋にはいった。

女の子らしい可愛らしい部屋だった。


ぬいぐるみが所々に置いてある。


扉は閉められ
部屋には俺と鈴…
二人だけになった。
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