初恋タイムスリップ(成海side)
その日の夕方、
俺は、美音の具合が気になって、
クラスの連絡網で電話番号を調べ、
はじめて、美音の家に電話をかけた。
『・・・はい。桜木です』
・・お母さんか?
「あ・・美音さんと同じクラスの成海といいます。」
『・・はい?』
「美音さん、具合・・」
『電話があったことは伝えますから』
「あの、具合は大丈夫ですか?」
『はい?』
ブツッ ツー ツー ツー
・・・・き、切れた。
なんか、俺、感じ悪かったかな・・
今のが、美音のお母さんか。
なんか、厳しそうな感じだったな・・
ちょっと、想像と違ったな・・