短篇
腕時計が指す時刻は十一時半。
あと、三十分。
このままうまくいけば、コーヒー飲み放題だ。
こうしてじっとしている間にも、一分、二分と時は過ぎる。
ふふん、と軽く笑って、ヒトデから離れる。
次は海ガメを見よう。
カメは大好きだもの。
順路図を眺めて、海ガメを探す。
海ガメ、海ガメ。
あった。
突き当たりを右。
あと、三十分。
このままうまくいけば、コーヒー飲み放題だ。
こうしてじっとしている間にも、一分、二分と時は過ぎる。
ふふん、と軽く笑って、ヒトデから離れる。
次は海ガメを見よう。
カメは大好きだもの。
順路図を眺めて、海ガメを探す。
海ガメ、海ガメ。
あった。
突き当たりを右。