【短】ホワイトデーはチョコより甘く


「何?」



「もぉ、冷たいなぁ!」



「で?」



「私と付き合って!」



「やだ。」



「なんで!?私はみぃ君のこと好きなのにっ!」



「いいじゃない、陽。付き合ってあげても。どうせ彼女いないんでしょ?」



と母さんが言う。




「いるよ。可愛い彼女が。」




親の前って言うことを気にせず、そう言って部屋に戻った。




咲が何かを企んでいるなんて知らずに―…



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