【短】ホワイトデーはチョコより甘く
「はーい!」
そう返事をしてドアの方に行くと、可愛い女の子がいた。
「奈々さん、ですよね?初めまして、神崎 咲って言います!」
「初めまして!えっと…」
「あ!ごめんなさい!ただ挨拶に来ただけなの!」
「挨拶…?」
「私、みぃ君の幼なじみなんです!」
み…みぃ君…?
「久しぶりに会ったらみぃ君が彼女がいるって言うから、会ってみたくて!」
あぁ!陽のことか!
「そうなんだ!宜しくね!」
「あの、今日、一緒に帰りませんか?みぃ君今日生徒会でいないらしいし…」
「うん!いいよ!」
「有難う!じゃぁ、また放課後来ます!」
そう言って咲ちゃんは去っていった。
そして放課後、私はハッピーからどん底に突き落とされるだなんて―…