恋想曲 ~永遠の恋人へ~
西山高校の演奏が終わると、お姉ちゃんと一緒に席に着いた。
二年連続で全国に出場している桜丘高校ということあって、先輩達がステージに上がると会場全体にどよめいた。
審査員で唯一女性の年配の人が咳払いをして、静かにするよう警告した。
桜丘高校の名前をアナウンスされると、砂山先生が客席に向かって一礼をし、ゆっくりと顔を上げた。
客席を見た砂山先生の顔は、今にも倒れるんじゃないかっていうくらい青い顔をして冷や汗をかいていた。
砂山先生、がんばって!!
両手を握り、精一杯エールを送った。
先生は自分を落ち着かせようと大きく深呼吸をして指揮台に上がり、ステージ上の先輩たちに顔を向ける。
先輩達は先生に、
『先生は一人じゃないよ』
って伝えるようにゆっくりと頷き笑顔を向けた。
一呼吸おいた先生はゆっくりとタクトをふり上げ、
先輩達は楽器を構える。
いよいよ演奏が始まる。
息をのんでその瞬間を見守った。
二年連続で全国に出場している桜丘高校ということあって、先輩達がステージに上がると会場全体にどよめいた。
審査員で唯一女性の年配の人が咳払いをして、静かにするよう警告した。
桜丘高校の名前をアナウンスされると、砂山先生が客席に向かって一礼をし、ゆっくりと顔を上げた。
客席を見た砂山先生の顔は、今にも倒れるんじゃないかっていうくらい青い顔をして冷や汗をかいていた。
砂山先生、がんばって!!
両手を握り、精一杯エールを送った。
先生は自分を落ち着かせようと大きく深呼吸をして指揮台に上がり、ステージ上の先輩たちに顔を向ける。
先輩達は先生に、
『先生は一人じゃないよ』
って伝えるようにゆっくりと頷き笑顔を向けた。
一呼吸おいた先生はゆっくりとタクトをふり上げ、
先輩達は楽器を構える。
いよいよ演奏が始まる。
息をのんでその瞬間を見守った。