恋想曲 ~永遠の恋人へ~
・・・・あれ?・・誰もいない…


そう思っていると、もぞもぞと動く布団が目に入った。




なに…?


よく見ると布団の隙間から、足が2本…


3本!!??





「お姉ちゃ‥!!」


声を出した私の口を遼ちゃんが手で塞ぎ、慌ててドアを閉めた。





どういうこと!?



なにが起こったの!?








まさか…



まさか‥‥ね…?




私の心の問いかけに答えるように、

遼ちゃんの顔が気まずそうに赤くなっていく。



物音をたてない足取りで私と遼ちゃんは私の部屋に入り、

部屋に入っても沈黙が続く…。




まさかって思ったけど…

そのまさかしか…ありえない‥よね。



隣に座った遼ちゃんの顔を見ると、遼ちゃんは困ったように咳払いをした。



「びっくりしたね…」


「私も‥びっくりした…」



目が合うと、二人の困った顔が自然と笑顔に変わった。


「私、遼ちゃんが止めなかったらあのまま話しかけてたよ~!」


「危なかった~、啓介達、驚くどころか悲鳴あげてたろうな!」




笑い話のように話した後、また変な沈黙になる。













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