恋想曲 ~永遠の恋人へ~
第七章
2月の想い
2月に入ると自然と女の子たちがそわそわし始める。
教室で小さな声で話している女の子は、たいていバレンタインの話。
私もその中の一人だった。
昨日部活帰りに買った本を見ながら麻衣子とチョコレート作りの相談。
「葵、私ガトーショコラにする。斎藤先輩、甘いものが苦手って言ってたから。
葵は決めた?」
「ん~、私ケーキ屋さんでバイトしてたのに、お菓子作り苦手だからな~。
どうしよう‥やっぱりシンプルにチョコにしよっかな」
そんな私達の会話に信汰が入ってきて、本に載ってるケーキを指さして言った。
「うわっ、このケーキうまそう!!俺に作って!」
「信汰にはコンビニでチョコを買う予定だから。ね、葵!」
「うん。信汰は板チョコだよ!」
「うわ~冷たいね~。義理でも少しはこだわれよ~」
「毎年本命のチョコを何個も貰ってるんだからいいでしょ!」
麻衣子に本で頭を叩かれ信汰はペロッと舌を出した。
教室で小さな声で話している女の子は、たいていバレンタインの話。
私もその中の一人だった。
昨日部活帰りに買った本を見ながら麻衣子とチョコレート作りの相談。
「葵、私ガトーショコラにする。斎藤先輩、甘いものが苦手って言ってたから。
葵は決めた?」
「ん~、私ケーキ屋さんでバイトしてたのに、お菓子作り苦手だからな~。
どうしよう‥やっぱりシンプルにチョコにしよっかな」
そんな私達の会話に信汰が入ってきて、本に載ってるケーキを指さして言った。
「うわっ、このケーキうまそう!!俺に作って!」
「信汰にはコンビニでチョコを買う予定だから。ね、葵!」
「うん。信汰は板チョコだよ!」
「うわ~冷たいね~。義理でも少しはこだわれよ~」
「毎年本命のチョコを何個も貰ってるんだからいいでしょ!」
麻衣子に本で頭を叩かれ信汰はペロッと舌を出した。