恋想曲 ~永遠の恋人へ~
いやな空気が漂う。

なに?この状況…??


二人は鋭い目つきで私に詰め寄り、私の背中がドアに当たった。


「あのさ、小川先輩に馴れなれしいんじゃない?
敬語だって使ってないし‥」

「そうだよ。この前の演奏会の後も勝手にいなくなるし、ちょっと調子に乗ってるんじゃない?」



もしかして、私……

妬きいれられてる!?

うそ~~!?

こんなのはじめてだよ~!!


どうしよう…。

先輩達の怖い顔がどんどん近付いてくる。


こんな時は‥

笑ってごまかす‥?

「ハハ…」


あれ…?

やばい!!


笑ってごまかせるような状態じゃないらしい。

先輩達の顔が鬼みたいになった。



たすけて~~~!




先輩達の顔に圧倒されていると、突然後ろのドアが開いた。




ガラガラガラ!



「うわっ!」

ドアが無くなり後ろに倒れそうになる。


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