恋想曲 ～永遠の恋人へ～

夏祭り

朝８時、お祭り開催の花火が鳴り響いた。

真っ青な空に、白い煙がほんのりと残る。



暑い夏が始まった。

夏休み！夏祭り！海！スイカ！

夏は楽しみがいっぱいある。




コンビニに入ると、外とは別世界の冷たい空気を肌が感じた。

鳥肌をたちながら新しいリップを手に取る。



この普通のリップも、もうすぐ特別なものになるんだな…。



私も『リップ』になりたい。

遼ちゃんの特別になりたいって願ってしまう。



少しずつ欲張りになってる自分に気がついた。


誰かの特別になりたいなんて、今まで思ったことなかった。





『好き』　は、どんどん私を変えていくんだね。




変わっていく今日の自分を大切にしていこう…

そう思った。