恋想曲 ~永遠の恋人へ~
「今日は急なお願いを受けてもらい、ありがとうございました!これ、飲んで下さい!」

さっきの赤いはっぴを着たスタッフが、ステージ裏にジュースを持って来てくれた。


「あ~ おいしい!」

乾いてた喉が潤う。


空を見上げると、明るかった空が暗くなってた。


「葵!」

ジュースを持った麻衣子が嬉しそうに駆け寄ってきた。


「これからは自由行動だって!お祭り見ていこうよ」


「うん、そうだね。信汰も誘って行こう!」


「信汰は今帰ったよ。種田先輩に誘われて断ったんだって」


「そっかぁ‥」



なんだか最近、信汰大変そう。

人に想われるって嬉しいけど、それだけじゃないんだね。

私はそういう経験ないからわからないけど。


そんなことを思ってると、遠くから聞き覚えのある声で名前を呼ばれた。






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